ケアマネジャー通信⑧感染症流行時の在宅介護生活の注意点
- 福崎町社会福祉協議会
- 1月16日
- 読了時間: 3分

●高齢と家族を守るために知っておきたい医療の話
感染症が流行する時期になると、
「家で過ごしていれば安心」と思われがちですが、高齢者の在宅生活には特有のリスクがあります。特に、基礎疾患のある方や要介護状態の方は、感染症をきっかけに一気に状態が悪化することも少なくありません。
●なぜ高齢者は感染症で重症化しやすいのか?
医療的な理由① 免疫機能の低下🌱
加齢により、
•ウイルスや細菌に対する抵抗力が弱くなる
•発熱などの反応が出にくい
そのため、気づいた時には重症化していることがあります。
🍀ケアマネからの視点
「熱がない=大丈夫」ではありません。
元気がない・食べないも重要なサインです。
医療的な理由② 持病の悪化🌱
感染症は、
•心不全
•COPD(慢性閉塞性肺疾患)
•糖尿病
•腎疾患
などの基礎疾患を悪化させる引き金になります。
特に心疾患のある方は、
感染 → 発熱 → 心臓への負担増加 → 急激な状態悪化
という経過をたどることがあります。
●在宅で特に注意したい医療的ポイント
① 「誤嚥性肺炎」のリスク🌱
感染症流行時は体力が落ち、
•食欲低下
•飲み込みの力の低下
が起こりやすくなります。すると、食べ物や唾液が気管に入る=誤嚥性肺炎を起こしやすくなります。
🏠家族ができる観察ポイント
•食事中によくむせる
•声がガラガラする
•食後に咳が増える
🍀ケアマネからのアドバイス
これらの症状は、受診や訪問看護につなぐサインです。
② 脱水は感染症を悪化させる🌱
高齢者は、
•喉の渇きを感じにくい
•トイレを気にして水分を控える傾向があります。
脱水になると、
•痰が切れにくくなる
•発熱時に体温調節ができない
•腎機能が悪化する
など、感染症が治りにくくなります。
🍀ケアマネからのアドバイス
知らないうちに体の水分が足りなくなり、冬でも脱水になってしまいます。
「少し意識し、水分を取る」だけで防げるので、こまめな水分補給を気にかけてみてください。
③ 「サービス中止」が逆効果になることも🌱
「感染が怖いから」と
•デイサービス
•訪問介護
•訪問看護
を一斉に止めてしまう家庭もあります。
しかし医療的には、
•活動量低下 → 筋力低下
•生活リズムの乱れ
•家族の介護負担増加
が、体調悪化の原因になることがあります。
🍀ケアマネからのアドバイス
感染対策を行った上で
「必要なサービスは継続する」判断が重要。「受診のタイミング」を逃さないでください。
高齢者の場合、次のような変化は要注意です。
•微熱が数日続く
•食事量が半分以下
•いつもより反応が鈍い
•トイレの回数が極端に減った
症状が軽そうでも、早めの受診と相談が重症化を防ぎます。
🏠最後に(家族の方へ)感染症流行時の在宅介護では、
**「気づく力」と「早くつなぐ力」**が何より大切です。
迷ったときは、「様子を見よう」ではなく
**「相談しよう」「受診しよう」**を選んでください。
🍀私たちケアマネジャーは、家族と一緒に、医療と生活をつなぐ役割も担っています。迷った時は、ご相談ください。
ケアマネージャーへのご相談は、こちらへ
【福崎町在宅介護支援センターすみよしの郷:0790-22-7134】





